日本の音楽業界事情~なぜ韓国人ミュージシャンが増えているのか?

CDの生産ピークは1998年。
生産金額は5879億円でした。
それが、直近最新データの2009年のCD生産金額は2460億円になりました。
ピークの1998年に比べると58.2%も減少してしまっているのです。
(今思うと、小室さんが活躍していたころが一番儲かる時期だったんですね!)

でも増えているものもあります。
それは、新譜の数!
新譜1枚あたりの生産額は減少していますが、新譜は増え続けています。
生産金額を抑えて、新譜を出し続ける作戦ですね。
数を打って当てる作戦?
もしくは、出版業界と同様に新刊を出し続け自転車操業の状態だろうか?

日本の音楽市場規模

  新譜タイトル数 生産金額 新譜1枚あたり 2001年との比較
1999年 12573 4504億円 3582万円 94.6%
2000年 11333 4264億円 3763万円 99.4%
2001年 10808 4093億円 3787万円 100.0%
2002年 10734 3713億円 3459万円 91.3%
2003年 10933 3336億円 3051万円 80.6%
2004年 12019 3166億円 2634万円 69.6%
2005年 14136 3109億円 2200万円 58.1%
2006年 15377 2937億円 1910万円 50.4%
2007年 16146 2802億円 1736万円 45.8%
2008年 15823 2513億円 1588万円 41.9%
2009年 15054 2119億円 1408万円 37.2%

CD新譜1枚あたり生産金額は10年前の3分の1に~ライブ重視が進行中 | 白谷ノート様参照)

年々、厳しくなっていく音楽業界。
法人は、なんとかやっていけるかもしれませんが、ミュージシャンはかなり稼ぎが減っているのでしょうね。

今、さらに日本人ミュージシャンは隅に追いやられています。
韓国から日本に進出してくるミュージシャンが増え続けているからです。
しかも、韓国ブームの追い風が吹いて、韓国人ミュージシャンやアイドルはヒットを出し続けています。
韓国のミュージシャンやアイドルは、今デビュー前から日本語の勉強をするくらい、最初から日本市場に狙いを定めているそうです。

広告費は売れるミュージシャンに集中する傾向にあります。
日本人ミュージシャンは新譜は売れないし、海外ミュージシャンの活躍のダブルパンチで新人が表に出辛い環境です。

なぜ、韓国人ミュージシャンやアイドルがわざわざ日本市場を狙うのか?
それは、韓国の音楽事情が大きく関係しています。
韓国では、CDアルバムが日本円にして約1000円。
日本の1/3程度なのです。
日本で売れば韓国の3倍になります。

また、韓国の音楽市場と日本の音楽市場比べると日本の市場規模の方が20~30倍も大きいです。

意外に知られていないかもしれませんが、世界の音楽市場のランキングでは、日本は2番目に大きい市場なのです。

世界の音楽市場ランキング(2008年)

順位 シェア
1位 アメリカ 27%
2位 日本 22%
3位 イギリス 10%
4位 ドイツ 9%
5位 フランス 6%

(出典:IFPI 「Recording Industry In Numbers 2009」)

ちなみに、このランキングでは、韓国は18位でシェア1%です。

イギリスの方が大きいように思っていましたが、意外に日本の音楽市場は大きいのです。
その日本市場に進出しないなんて考えられませんよね。
やっぱり私は日本人なので日本人ミュージシャンに出てきて欲しいと思います。
(私個人的には、若い感覚についていけないだけかもしれませんが、韓国から進出してくる方は男性も女性も見た目重視のような感じがして素晴らしいものとは思えないというのもあります。)

余談ですが、市場規模の違いは、世界各国のCD販売の制度の違いも関係がありそうですね。
再販制度・値幅再販・時限再販など販売制度は各国で違います。

追記:
K-Pop taking over the world? Don’t make me laugh
K-POPが世界で人気?笑わせないで!

というCNNの記事が話題に。
「K-POPがアジアでは人気だが、世界中を席巻しているという誇大広告を信じてはいけない。世界最大の音楽市場が全然気にかけてないのだから」
「韓国メディアが、(韓国の)Wonder Girlsがアメリカでいかに成功しているか、Rainがどれだけ『世界的スター』であるかとわめく記事を読む度にうんざりする。」

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    • 佐野あきら
    • 2011年 12月 16日

    たしかに

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