消えた高齢者問題で年金不正受給・年金搾取続出

消えた高齢者が続々と見つかる中、9月現在で350人にのぼります。
今もまだ調査中で、これからもっと本当は亡くなっている高齢者が発見されることが予想されます。

消えた高齢者が見つかり、それと同時に不正受給事件の発覚が相次いでいます。
その中には、実際は亡くなっているのに、「年金をもらえなくなると困る。」という理由で死亡届が出されないことも多いようです。


「111歳」事件 容疑者「年金ないと生活に支障」供述(朝日新聞 2010年8月30日)
 東京都足立区の戸籍上111歳の加藤宗現(そうげん)さんの白骨遺体が見つかり、妻の遺族共済年金が詐取された事件で、逮捕された長女真子(みちこ)容疑者(81)らが警視庁の調べに「もらっていた(加藤さんの妻の)年金が(妻の死亡で)なくなると生活に支障が出るので、(加藤さん名義で)遺族共済年金を申請した」と供述していることが関係者への取材でわかった。同庁は、年金収入に頼って暮らしていた家族が、より高額な年金に切り替えたとみて調べている。
 加藤さんには、70歳になった1969年8月から老齢福祉年金が支給されていた。2004年8月に加藤さんの妻が死亡したのを受け、妻が加入していた公立学校共済組合の遺族共済年金に切り替えられた。年間の支給額は老齢福祉年金は40万円前後だったが、遺族共済年金では約160万円に増えたという。
(asahi.com参照)


いわきの「102歳」白骨遺体:遺族厚生年金を支給 受取人調査へ /福島(毎日新聞 2010年9月1日)
◇定額給付金も
 いわき市平下荒川の市営住宅で、生きていれば102歳の女性とみられる白骨遺体が見つかった事件で、女性に対して8月13日、遺族厚生年金が支払われていたことが分かった。また、09年4月には、国の経済対策として国民に給付された定額給付金2万円も支払われていた。厚生労働省や同市は誰が受け取ったかなどを調査し、不正が認められれば返還を求める方針だ。
 この事件では、女性と同居していた五女(70)が、同市から女性に贈られた100歳の敬老祝い金30万円を詐取したとして詐欺容疑で逮捕され、その後任意で取り調べを受けている。「(女性は)96年ごろに亡くなった」と話しており、いわき中央署も年金などに不正受給がなかったか調べている。
(毎日.jp参照)


長女「父の年金引き出した」 和泉・「91歳」遺体事件(朝日新聞 2010年9月2日)
 大阪府和泉市の民家の洋服ダンスから、生存していれば91歳の無職宮田浅吉さんとみられる遺体が見つかった事件で、同居する長女(58)が大阪府警に対し「父の口座に振り込まれる厚生年金を定期的に引き出して生活していた」と説明していることが、府警への取材で分かった。府警は長女が年金を詐取した疑いがあるとみて捜査する。
 捜査関係者らによると、宮田さんの厚生年金は最近では今年8月15日に支給されていた。宮田さんの厚生年金は2カ月に1回約30万円ずつ、年間計約180万円の受給があったという。
 年金の不正受給を詐欺罪で立件するには年金事務所に、実際は受給者が死亡しているのに「元気です」と虚偽申告するなどの、だます行為があったとの立証が必要とされる。


岸和田83歳遺体、三男を聴取…「母の年金で生活」(読売新聞 2010年9月5日)
4年前に死亡

 大阪府岸和田市の民家で住人の無職清井トシ子さん(83)とみられる白骨遺体が見つかった事件で、岸和田署は4日、所在不明になっていた同居の三男(52)を同市内で発見した。三男は同署の事情聴取に「(母は)4年前の春頃に亡くなったが、それ以降も母の年金で生活し、パチンコ代にも使った。不正受給だと分かっていた」と説明。同署は詐欺容疑で捜査を進める。

 同署によると、三男は「母は2005年頃に寝たきりになり、4年前、突然いびきをかき始め動かなくなった。遺体は放置した。反省している」と話しているという。

 清井さん名義の口座には2か月に1回、老齢年金など計約20万円が振り込まれる一方、口座にはほとんど残金はなく、同署は、三男の不正受給額は数百万円に上ると見ている。


所在不明の母の年金、20年超受給 岡山市の息子(山陽新聞 2010年9月5日)
 岡山市が所在不明として住民基本台帳から削除した100歳以上の高齢者3人のうち、108歳女性(北区)の息子(80)=北区=が4日までに、山陽新聞社の取材に対し、「25年前に母親が行方不明になり、その後、20年以上にわたって母親の年金を受け取っていた」と明らかにした。

 息子によると、年金は「月額で5万~5万5千円ぐらい」が母親の金融機関口座に振り込まれていたが、「周囲の指摘を受け、3年ほど前に社会保険事務所へ年金証書を返納した」という。証言通りなら行方不明後に受け取った年金総額は1300万円前後になる。


年金を納めている私からすると、憤りを覚えてしまう事件もあります。

しかし、年金依存の生活から抜け出せない。
年金に頼らないで生きていきたいと思っても、雇用情勢は厳しく、簡単に仕事を見つけられない。
どうしたらいいのかと悩んだ末に…というケースもあるようですね。

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