経済を動画で勉強「イノベーションの経済学」
経済学の勉強ができる動画のご紹介します。
SBI大学院大学/『イノベーションの経済学』池田信夫氏
このイノベーションの経済学の動画シリーズは多くアップされています。
わかりやすいです。
カテゴリー : 経済学
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生産関数とは、労働・資本などの生産要素の投入量とそれから得られる産出量との技術的関係を示す関数。
もう少し簡単に。。。
生産要素とは、生産に投入するもの。(労働や資本など)
生産要素を使って、最大限の生産量の関係を生産関数といいます。
Y=F(a1,a2)
Y:生産物
a1,a2:生産要素
例えば、
商品Aを作るために、a1をいつも固定で100個使う。
a2は、毎日個数を変動させます。
a1とa2のバランスがちょうどいいところで商品Aがもっとも効率的に生産できます。
a1に対してa2が少なすぎると、少ししか商品Aが作れません。
このような状況のときに
a2を一単位増やすと、y(生産物)がどのくらい増えるか?ということを、経済学では、「a2の限界生産力」といいます。
限界生産力とは、生産要素(生産の過程で用いられる、あらゆる財やサービス)の追加投入量1単位あたりの、生産量の増加分のことです。
限界生産力は、最初は逓増(徐々に増える)していきますが、ある点で逓減(徐々に減る)していきます。
これを、「限界生産力逓減の法則」と呼びます。
代替財とは、ある財の代用となる財のこと。
例えば、コーヒーと紅茶、プレステとXboxなど、競合している財。
補完財は、一方の財の消費が増えるにつれ、他方の消費も増えるという補完的関係にある財のこと。
例えば、コーヒーには、ミルクや砂糖。
プレステなどのゲーム機には、ゲームソフトが補完財となります。
例えば、ゲーム機を例にすると、
プレステの価格が下がれば、Xboxなど競合しているゲーム機は売れづらくなります。
しかし、プレステ本体の価格が下がれば「ゲーム機本体が安く買えたからゲームソフトをもう1本買おう!」など、補完財には有利に働きます。
代替効果は、所得は一定で価格が変化した場合、価格変化以前と同じ効用を保つためには、相対的に高くなった財を相対的に安くなった財に代える消費行動が必要となること。
例えば、商品A、Bがあった場合
商品Aが値下がりすると、商品Bは相対的に割高になります。
「割高な商品Bの替わりに、割安な商品Aを購入しよう!」となることを代替効果といいます。
所得効果とは、ある商品の価格が低下すると、実質所得が増え、その商品の購入力が高まること。
また、価格は不変でも、所得が増加(低下)すると、価格の低下(増加)時と同じように消費が増加(減少)すること。
例えば、
商品Aが100円から50円に値下がりすると、購入できる量が増える。所得が増えるのと同じですね。
商品Aの価格が変わらなくても、所得が増えると、商品Aを購入できる量が増えますね。
ってことです。
代替効果と所得効果はまったく別物です。
代替効果と所得効果の両方を考慮した場合の需要の変化は以下です。
上級財の場合は、
代替効果でも所得効果でも需要は増えます。
下級財の場合は、
代替効果で需要は増えます。
所得効果で需要は減ります。
代替効果と所得効果の両方で変化があった場合、
代替効果と所得効果どちらが強いのかによって需要が増えるのか減るのかが決まります。
2の方は、ギッフェン財です。
参考:三省堂 大辞林
所得が増えたとき、消費量が増える財のことを「上級財」といいます。
逆に、下級財というのもあります。
下級財は、所得が増えると、消費量が減る財のことです。
ギッフェン財で上げた例では、「ステーキ」が上級財で、「カップラーメン」が下級財です。
上級財を買いたくても買う余裕がないときには、下級財を買います。
所得が増えて、上級財を買う余裕ができれば、下級財を買わず、上級財を買うようになります。
結果的に、所得が増えると、上級財は消費量が増え、下級財は消費量が減ることになります。
ギッフェン財とは、価格の下落に伴って、需要が減少する財のこと。
または、価格の上昇に伴って、需要が増加する財のこと。
イギリスの経済学者、ロバート・ギッフェンが発見したので、「ギッフェン財」といいます。
普通に考えたら、
商品の価格が安くなれば、消費量も増えるように思いますが、
価格が安くなったからといって、消費量が増えるということではない。
ということもある。ということです。くどいな・・・
例えば、
カップラーメン100円
ステーキ1500円
1か月の食費1万円。
1日1食しか食べない。
という条件で考えてみると、
1ヶ月のうち25日はカップラーメンで過ごし、5日はステーキを食べるとちょうど1万円になります。
1500円×5日+100円×25日=1万円
そこで、カップラーメンが100円だったのが、250円になったらどうなるでしょうか?
カップラーメンが値上がりしてしまった分余裕がなくなるので、カップラーメンを多く食べなくてはいけなくなります。
1500円×2日+250円×28日=1万円
カップラーメンは値上がりしたのに、消費量も増えることになりました。
実際に、これと同じようなことが、19世紀にアイルランド飢饉で起こりました。
ジャガイモの価格が上昇するし、ジャガイモよりも高い食品を購入する余裕が無くなってしまい、ジャガイモを購入せざるを得なくなりました。
上記のカップラーメンの値上がりと同じことが起こったのです。
しかし、現代社会で、カップラーメンかステーキの2択しかないのはありえないので、ギッフェン財と定義される財は存在しません。
無差別曲線と予算制約線(Wikipedia)
予算制約線が無差別曲線と接する点で、消費者の効用(満足度)が最大化されます。
予算制約線の式
p1 x1 + p2 x2 ≦ W
第1財・第2財:X1,X2
第1財・第2財の価格:P1,P2
所得:W
左辺:支出
右辺:収入
自分の収入Wが決まって、財の価格(P1.p2)が決まっていれば、予算制約線がかけます。
収入が変われば、予算制約線に接する無差別曲線が変わりますので、財の購入量が変わります。
財の価格が変われば、同様に予算制約線に接する無差別曲線が変わりますので、財の購入量が変わりますね。
収入が増えると、予算制約線は上にシフトします。
逆に収入が減ると、予算制約線は下にシフトします。
限界効用とは、財(モノ、およびサービス)を1単位追加して消費することによる効用(財から得られるメリット)の増加分のこと。
ビールを1個もらうと効用(満足度)がどのくらい上がるか?ということ。
限界代替率= 第1財の限界効用 ÷ 第2財の限界効用
限界代替率とは
交換比率が、「ビール1個とソーセージの2個が同じ」
なら、
ビール1個とソーセージの2個の限界効用は同じということです。
マクロ経済学とは、所得、雇用、物価、消費、投資など経済を一国全体の動きで見ること。経済学の基礎理論のひとつ。対義語は「ミクロ経済」。経済の三態(政府・企業・家計)で、経済全体を総体的に大きくみる。(マネー辞典参照)
マクロは、全体的、巨視的、集計的という意味です。
経済を全体的に視野を大きくしてまとめて分析する学問です。
国全体の経済を分析。
経済成長、失業、インフレなどを扱います。
個人や個別企業の選択は考慮しません。
ミクロ経済学と分析の対象が異なりますが、お互いに密接に関連しています。
マクロ経済学の線引きもあいまいで、マクロ経済学とは何かのページでも語られているように、
『「これを満たしていないものはマクロではない」といえるものが見つかればマクロの定義はかなり楽になるのですが、これが見つからないのがマクロ経済学の定義の難しさなのです。』
ことのようです。
限界代替率は、2つの財(前回の例では、ソーセージとビール)を想定した時の主観的交換比率のことです。
もっとわかりやすくすると、
第1財(ビール)を1単位増やすと、第2財(ソーセージ)どのくらい減らしても、効用(満足度)を維持できるのか?
ということです。
たとえば、
ソーセージが2個減ったらビール1個もらうことで、効用を維持できるとします。
言い換えると、ソーセージ2個はビール1個と交換できることになります。
『第1財(ソーセージ)一つと交換しても良い第2財(ビール)の量』が
限界代替率の式は
限界代替率は逓減していきます。
(逓減は、だんだん減っていくということ)
効用=2を保つためには、
A.ソーセージ4個とビール1個 A(4.1)
B.ソーセージ2個とビール2個 B(2.2)
C.ソーセージ1個とビール4個 C(1.4)
AからBに変わるときの限界代替率は2となります。
(-2/-1=2)
BからCに変わるときの限界代替率は0.5となります。
(-1/-2=0.5)
無差別曲線を微分すれば、限界代替率がわかります。
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